現場での「音のポン出し」どうしてますか?

今日は現場での「音のポン出し」について、いろいろ振り返ってみようと思います。
レコードはDJイベント以外の現場での用途があまりないので省略するとして、
私自身が体験してきた「アナログ」から「デジタル」への時代の流れも振り返ることもできました。

1980年代、「オープンリール」、「8トラ」、「カセットテープ」、「CD」から1990年に入り
「MD」が登場しデジタル編集が手軽にできるようになり、それまではオープンテープにハサミを入れるという
緊張感Maxの作業をしていた私は大変驚いたことを覚えています。(←歳ばれるw)
2000年に入り「DVDオーディオ」、「データダウンロード」と言った流れがありました。
2007年、みなさま必須アイテムのスマートフォンがのが登場し、ますますデータの世界が広がりました。
このことに伴い「CD」、「MD」から、パソコン上での音楽再生なども手軽に行えるソフトなども出はじめた時代でした。

現在を見てみますと、「安心や音質」と言った面から「CD」を選ばれている方もいらっしゃるかと思います、
またソフトウェアの普及によりパソコンで編集してそのまま、プレイリストを作成し「ポン出し」することも
多くなっているのではないでしょうか。

弊社も同様で昨今ではパソコンで「ポン出し」することが多くあります。
そこでポイントとなることが数点あると思います。

・パソコンからの音声のアウトプットの方法

・フィジカルコントローラーやパッドを使っての制御

・バックアップなど

このようなポイントを一手に引き受けてくれる便利な機材を弊社では運用しております。

iConnectivity
PlayAudio12


では、見ていきましょう。

用意したものは、「PlayAudio12」以外に、

← 再生用ソフトがインストールされた
  パソコン2台
 (下がバックアップ用です)

← フィジカルコントローラー


パソコンは万が一フリーズなどトラブルが起こった場合のバックアップで2台用意し、メインのパソコンに入っている音源を入れたセッションを丸ごとコピーしてバックアップのパソコンに入れます。

「ポン」っと音が出せるようになるのと、フェーダー付きで音量も調整できるフィジカルコントローラーを用意 。

そして、2台のパソコンをUSB接続することができ、オーディオインターフェイス機能とMIDI信号分配機能を備えた「PlayAudio12」の出番です。

「PlayAudio12」はメインパソコン、でトラブルが起こった場合、バックアップパソコンに内部でシームレスにノイズなどなく切り替わります。
また、MIDI分配機能も備えていますので、1台のフィジカルコントローラーで2台のパソコンをコントロールすることが可能です。
つまり、再生キーを押すと2台とも同時に再生開始します。
もちろんフィジカルコントローラーのフェーダー機能も2台に反映されますので、小規模な現場ではこのようなセットアップも可能です、マイク関係の操作はミキサーで、ポン出しの音量調整はフィジカルコントローラーのフェーダーでと言ったサブミキサー的な使い方もできます。

← ポン出しセット例


それでは「トラブルが発生した!👀!」、と言うシュミレーションを行ってみましょう。

 

← 正常時「LED 緑点滅」

強引ですがトラブル発生させます

AchのUSBケーブルを抜きます!

← Bchに切り替わり「LED 赤点滅」になりました。

スムーズに切り替わりました

続いてフェーダー操作してみましょう

← フェーダーを-20dbぐらいに下げてみて

← フェーダー反映してます


運用事例

「PlayAudio12」はアウトプットが10chありますので、クロスフェード対応としてメイン音「Ach,Bch」、SE用に「Cch,Dch」,またBGMは「Ech」に別系統で処理したい、などさまざまなアレンジができますので各種イベントからコンサート、芝居など様々な用途に対応することができます。

パソコンで「ポン出し」やっててフリーズして冷や汗かいた。。。
など苦い経験を体験しないようにバックアップシステムの導入をお勧めします。
是非一度お試しください。

いかがでしたでしょうか?

 

弊社では機材のレンタル、オペレーター派遣、現場請負、承ります。

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本日の使用機材

動画に使用させていただいた音楽は、YouTubeオーディオライブラリーから

「The Creek – Topher Mohr and Alex Elena」でした、ありがとうございました。